ご注意:こちらの記事は 2008年6月 に投稿しました古い記事です。
Character Animation Tools(以下CAT)を使用したアニメーション作成法
Contents
基本的な使い方
- モーションタブ/Layer Manager にベースとなるレイヤーを作成
Absと書いてあるボタンをクリックすると
Abs(絶対レイヤ) - 他に影響が無い絶対レイヤ
+L(ローカル調整レイヤ) - 既存のレイヤーに付加する相対レイヤ
+W(ワールド調整レイヤ) - ワールド値で付加する相対レイヤ
人(CATモーションレイヤ) - 自動歩行モーションレイヤ
上記4つのレイヤを作成出来ます。 - レイヤーを作成したら、上にある停止(セットアップモード)を
再生(アニメーションモード)に切り替える。 - レイヤーを駆使しアニメーションを作成
メモ 片側のポーズを鏡面コピーしたい
右クリックで save pose して反対のポーズに load pose すれば出来ます
メモ 体全体を動かしたい
レイヤー下にある[十字ボタン]で全体の移動が可能
メモ 体全体にキーを打ちたい
レイヤー下にある[四角に下矢印ボタン]で全てにキーを打てる
メモ レイヤー間をスムーズに移行したい
Global weight を調整、アニメーションする事でブレンド、移行が可能です
メモ ポールベクターが欲しい
腕、足の修正パネルにある use up node をオンにすると使えます
メモ リグ、クリップ、ポーズを共有する
CATのリグ、クリップ、ポーズデータを共有する事で、
他の人が作ったアニメーションやポーズ等の流用が可能になる。
また、命名規則等決めておくことで、
プロジェクト終了後も、そのままライブラリとして活用できる。
- 下記パスにある”cat.ini”をテキストエディタで開く
C:\Users\(ユーザー名)\AppData\Local\Autodesk\3dsmax\(バージョン)\enu\plugcfg\CAT
※ 念の為”cat.ini”はコピーして、バックアップ取っといて下さい。 - 下記の部分を書き換えて、CATプリセットの読み込み先を共有フォルダに変更する。
- ————————————————————————
[Paths]
HandPosePresets=(デフォルトのプリセットパス)
RigPresets=(デフォルトのプリセットパス)
Poses=(デフォルトのプリセットパス)
Clips=(デフォルトのプリセットパス)
MotionPresets=(デフォルトのプリセットパス)
↓
[Paths]
HandPosePresets=(ネットワーク上の共有フォルダパス)
RigPresets=(ネットワーク上の共有フォルダパス)
Poses=(ネットワーク上の共有フォルダパス)
Clips=(ネットワーク上の共有フォルダパス)
MotionPresets=(ネットワーク上の共有フォルダパス)
———————————————————————— - 保存してMAXを起動、プリセットデータが共有できていれば成功!
全員で共有するということは、誤って他の人のデータを消す恐れもあるので、
その点、お気をつけください。
その点、お気をつけください。
対策 アニメーションクリップ読み込み時にフリーズする場合
Translate、Rotation、Scaleのコントローラタイプが、
Listコントローラーになっていないか確認してみる。
(FreezeRotation掛けていたら、Listコントローラーになっているはず。)
※まっさらなレイヤーにクリップを流し込もうとする為に起こるエラーの様です。
読み込み元と同じコントローラにした状態のアニメーションレイヤーを用意し、
クリップを流し込めば、問題ありません。
対策 二本目の腕や足が追加できない場合
maxスクリプトで、以下のスクリプトを実行。
callbacks.removescripts()