ご注意:こちらの記事は 2003年10月 に投稿しました古い記事です。
高校時代の友達が舞台に出ると言う事で、見に行ってきました
彼の舞台を見に行くのはこれで二度目
当時、男6人組のムサい稲中軍団のようだった俺等、その中でもトークキラーと呼ばれる程
会話を一瞬で凍らす男が、まさか役者になるとは思わなかった。どっちかって言うと無口な方だったし
でも、いつもみんなを集めていたのは、彼だったような気がする
卒業してからもちょくちょく会ったりはしてたけど、他愛もなく飲んだり愚痴ったりアホやったり
そんな俺等をみて、いつものように口には出さず、言いようのない危機を感じていたのかな
彼が役者をはじめるあたりから、やっぱり僕等は会わなくなった
その数ヵ月後、彼から舞台のチラシが届いた
第一回目は小さな劇場で、観客席もパイプ椅子で作った30席程度のものだった
これと言って大道具と呼べるセットも無かったし、ストーリーも所々変な間があったり
正直、お金を取るにはきついかなと思った。たぶん、今後続けるには厳しいと・・・
でも、彼は辞めなかったわけで、第二回公演。舞台もセットも劇場もレベルアップしてて
久しぶりに見た彼は、坊主頭に10円ハゲ、モタと言う名の記憶障害を持つ少年を演じていました
世間に馴染めない不器用さとか、なんだかわかんないけど楽しい事やってたいんだって感じ
なんだか彼に似ていて、感慨深くなくなりますね。演出、ストーリー共にもうひとこえあればと思ったけど
その後の苦労話を聞いてそっと封印。やってるだけでも素晴らしいです